The Threads of My Name    ~ truth, hope and... ~

The days of weaving a tapestry with my feathers

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Save The Earth


「あなたがあの時、そう言ったんだよ」

「私はそれに、救われたんだ」


と、友人は言った。

空気と一緒に私たちの胸を震わす、

スパニッシュギターの響く、洞穴のような薄暗い地下のバールで。


よくそんなことを、こんな素晴らしいタイミングで発することができるほど、

覚えていてくれたねと、

感動した。


高校生の私は、限られた人生の中の、

一体何を紡いで、そんな言葉を発したのか。

『分かったようなこといいやがって、本当にクソ生意気なガキだ』

と思う反面、

清々しく、神々しささえ感じた。


確かに自分やった、誰か。


『分かったようなこと』 を、今はあの頃より分かっているとでもいうのか。

経験は、本当に私を自由にしてるやろうか。

私が身につけてしまったのは、

そんなクソ生意気で剥き出しの私を誤魔化していく、技術だけじゃないやろうか・・・


何も知らずに、何も知らずに・・・

あの頃みんなで、飽きることなく話し続けたよね・・・

世の中の細々としたすべての例外をすっ飛ばして、

言いたいことを言い合って、答えなんて出るわけもなく・・・

最後には喧嘩になって、それでも結局は初めの問いに戻った。


いろいろ、やってきたのにね。

それぞれが、それぞれにあらゆることで悩んで、

恋をしたり、結婚したり、子供を産んだりして・・・

それでも、あの頃の私たちの問いには未だ誰ひとりとして、

答えられないと思う。


今、目の前にあの頃の自分が居たら、きっとひるむ。

彼女は、とても真剣やったから。

小さな胸を痛めて、

本当に、地球を救おうとしていた。


・・・・・ひるむかな

ひるむのかな・・・

ひるむ時もある、でも、ひるまない時もある。


私は・・・


彼女がある方向にぶちまけるように撒いたたくさんの種を、ひとつずつ育ててきた。

そこだけは、もう嫌気がさすぐらい誠実に。

彼女が歩く度にぽろぽろとこぼしていった種も。

寄り添っては、水をやった。

日々、バトンを受け取るように。


そうして日々バトンを受け取ってるその私のポケットからは、

今も同じように、一歩踏み出す度に、

ぽろぽろぽろぽろと、種が落ちてる。


もう、ぶちまけることはないけど。

あんな数の種は、もういらない。



私が救うのは、地球じゃなかった。


私やった。


見つめるべきは、その種たちが創りだした広大な森が、

私の中で、どんな生態系を織りなしているかやった。


もし、私が救われるなら、

その時、地球は救われてる。



地球は誰にも救われない。



あの言葉が、あの頃のあなたを救ったのなら、

その言葉はきっと私を、

いつか救ってくれたんやろう。



いつも、私を覚えていてくれて、

ありがとう。


そのすべてが、どれだけ私を救ってくれているか、言葉では到底言い表せません。




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