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「ひめゆり」 と 「靖国」 ⑤2008-07-06 Sun 03:38
「教育」
ひめゆりの女学生達を死なせてしまった先生達。 光の方へ導いていくべき自分たちが、子どもたちを戦場へ送ることしかできなかった・・・ 捕虜になることは恥やと、捕まったら八つ裂きにされて殺されると教え、 捕虜になるぐらいなら、自決しろとその死に方さえも教えた彼ら。 正しいことを教えられずに、死ななくてもよかった人がたくさん死んだ。 本当は捕虜になっても、殺されることは絶対にない。 捕虜は、ジュネーブ条約で守られてる。 そういう本当に大切なことが教えられない時代やったんや。 先生達は、死ぬまで戦えと教えるしかなかった。 でも、もしその先生達が、死ぬまで戦うことが正しいことやと思っていたとしても、 最後にはきっと、この生徒達をどうにか守ってやりたい、 死なせたくないと思ったやろう。 だって、先生やもんな。 私の母は学校の先生で、いつも卒業式の国歌斉唱のときには起立しない。 それについてはいろんな意見があると思う。 私は、戦争問題やそれにまつわる問題について話す両親の いろんな話を、門前の小僧のように小さい頃からわけも分からず聞いてきた。 でも、いつやったか、なぜ国歌斉唱のときに起立しないのか、 ちゃんと聞いてみたことがあった。 母は、先生になったときに誓ったんやと言った。 「先生達は、二度と自分の生徒達を戦場に行かせないと、誓ったんや」と。 子どもたちは、日の丸のもとに死んでいったんや。 あの頃の先生達が果たせなかった想い。 何が正しいかは分からん。 でもその話を聞いたとき、私は感動した。 濁りがないと思った。 もの凄く、純粋な気持ちやと思った。 靖国問題だろうが、天皇万歳だろうが反対だろうが、右翼だろうが左翼だろうが、 何もそんなややこしいことじゃないと思った。 生徒を何が何でも死なせたくない。 ・・・・だって、先生やもんな。 今では、学校内で起立しない先生は母だけだと言っていた。 そんな母を、私は心の底から応援してる。 彼女は今年、定年を迎える。 この歳になって、両親に教えられることが山のようにある。 今、初めて分かることがある。 彼らが抱き、必死に目指してきたものが、ちゃんと兄と私の中で育ってる。 それはもう、驚くほどに。 私たちは世界一幸せな子供やと思う。 出会えて、よかったよ。 ありがとう スポンサーサイト
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