The Threads of My Name    ~ truth, hope and... ~

The days of weaving a tapestry with my feathers

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春一番


「すごいなぁ・・・・」

「すごいやろう・・・・」

仕事から帰って来るなり、父と顔を見合わせた。


我が家の、本当の一番乗り

数年越しの


水仙


数年前からうちの花壇に植わっていた

淡路島からやって来た子たち

夏には毎年青々とした葉をワサワサと茂らせた

・・・でも、一度も花芽がつかなかった


うちの水仙は葉っぱだけで、

きっともう咲かないんやと思ってた


それなのに、先月あたりから

父と母とのあいだで、なにやらにわかに

「・・・水仙が・・・え?水仙に・・・」とヒソヒソと囁かれていた



そして、とうとうとても立派な花が咲いた

ご丁寧にも、ラッパ水仙と、八重の水仙が同時に!



「なんでやろなー 気が向いたんやろか?」

なんて云いながら、摘んだ水仙をみんなで愛でた。

こんなに水仙をしげしげ見たのは初めてやった



「ほんまにすごいなぁ・・・」

「いや、ほんまにすごい・・・」


・・・さっきから何がすごいって、

その香り!

こんなに強烈な芳香を放っていたのかと、3人で愕然とした

鼻を近付けるたびに、何度もクラッとした


そして、その精巧な姿形・・・

細部の細部の細部まで、一切のいやらしさがなかった

ほんとうに美しい

見れば見るほど、なんちゅう形をしてるんや!と思った

信じられないぐらい、不思議な花


笑うように揺れる


実は、私は水仙はあまり好きじゃなかった

あまりにもあっけらかんとしていて


でもやっぱりそんなわけが無かった

感心する以外、私に出来ることなんてひとつもなかった

上から見ても、下から見ても、横から見ても、後ろから見ても、

完璧やった

神話になるのも、頷けた


私が今、ここにいるように

この水仙たちが花を咲かすのには

絶対にそれだけの時間が必要やったんやな


やっぱり、会えて嬉しかった

お風呂にも、寝室にも持っていきたい衝動を、必死にこらえた


こんなにいちいち嬉しくて、これからどうしよう・・・・


春には、気が狂ってしまうかも知れない





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